kitアプリケーションを作ってみましょう。sampleという名前のアプリケーションをつくる場合、次のような最低限のファイル構造が必要です。
ディレクトリ構造(kit直下)
app/sample/
- define.json
最初に、kitディレクトリ内の/appにアプリケーションのディレクトリを作成します。define.jsonファイルは必ずアプリケーションディレクトリ直下に置いてある必要があり、アプリ名やアイコンの定義、最初に読み込むファイルやスクリプトの指定などを行います。define.jsonは以下のような構造にします。
define.json{
“id”: “sample”,
“name”: “サンプル”,
“icon”: “icon.png”,
“version”: “1.0.0”,
“author”: “私”,”view”: “default.html”,
“script”: “sample.js”,
“css”: “sample.css”
}
- id…アプリケーションを参照するための識別子です。他のアプリと衝突しない名称をつけます。
- name…アプリケーションの名前としてタスクバーやウィンドウなどに表示される名称です(他のアプリと重複しても問題ありません)。
- icon…アプリケーションディレクトリ直下からの相対パスで画像ファイルを指定します。pngやgifやjpeg、svgなどに対応しています。
- version…アプリケーションのバージョンを記述します。
- author…アプリケーションの作者名を記述します(必須ではありません)。
- view…アプリケーションが最初にロードする画面(.htmlや.txtなど)を指定します。
kitアプリケーションはviewで指定したhtmlファイルを最初に読み込みます。scriptでJavaScriptファイルを指定するとスクリプトを走らせることができます(詳細は後述)。次に、cssで指定したスタイルシートファイルを読み込みます。